こんにちは!ベジモ栃木です。
木々たちが一斉に芽吹き、日毎にその色合いが変わっていきます。命があふれる季節となりました。
4月に皆様にお届けさせていただいている野菜のほとんどは昨年の夏から秋にかけて植え付けたものです。
夏の暑さや乾燥、突然の雷雨や台風、凍って溶けてを繰り返す冬の厳しい寒さなど、
自然の中、野菜たちは力強く生まれたての柔らかい根を伸ばし、畑の無数の虫や微生物、菌が生み出した養分を吸収して、呼吸をし、成長してきました。
野菜たちはみんなそれぞれ、形も大きさも違っていますが、それぞれの持つ味の強さにいつも驚かされます。
例えば、ふかふかの柔らかい土で育った小松菜と少し痩せた畑で育った小松菜は姿も味も変わって育ちます。どちらもそれぞれの魅力があると思っています。
冬の間は寒さから身を守るために、水分をギリギリまで落として糖分を上げていきます。だから冬の野菜は甘くなるんですね。
そして、春。
全ての生き物たちは日に日に強くなる太陽のエネルギー、気温、地温の上昇、適度に降る優しい雨を受け、再び新しい根や葉を伸ばしはじめます。
子孫を残すための花を咲かせようと体内のエネルギーを集中させます。そこでもまた味が変わるのです。冬に比べると甘味は薄くなり、代わりに生命の塊である花芽は苦味が強くなります。
これが、今の季節のわたしたちにちょうど良いバランスなのだと思います。
一つとして同じ命はない!この畑ならでは、この時期ならではの味をぜひ楽しみながら味わっていただけますと嬉しいです。
この春に種まきした小松菜やチンゲンサイなど、4月からは葉物もお届けさせていただいています。
5月になると、次々と葉を広げる葉物たちに加え、キヌサヤエンドウや新玉ねぎ、柔らかいキャベツなどもお届けできると思います!
あっという間に変わっていく季節の移り変わりを、ベジモの野菜を通してぜひお楽しみいただけますと幸いです!